なぜかパリの空の下

国際関係の修士を取ろうと思い立ち、気が付いたらパリにいました。

日々のこと

価値観の違い

5月中旬に授業が終わり、ながいながい夏休みに入っています。 修士1年目を終えたわけですが、クラスメートたちが、あっという間だった!という中で、わたしにとっては10年くらいの月日が経ったような、そんな感覚すらあります。 ああ、長かった。 というのも…

遠藤周作「沈黙」- 弱き者はどう生きていけばいいのか

スコセッシ監督の新作を観る前に、遠藤周作の原作を読みました。 ぜひたくさんの人に読んでほしい。 50年前の作品ですが、投げかけられた問いは本質的で、故に非常に現代的です。 織り込まれたいくつものテーマの中でも「弱き者はどう生きればいいのか」とい…

バゲットを小脇に抱えて

なんてことは絶対にするもんか、と思っていました。 皆がやっていることは、やらない。ミーハーなことからは1歩どころか10歩距離を置く、ことをモットーとしているあまのじゃく人間としては、そんなパリジェンヌを気取るなんてことは断固としてするまい、米…

一学期目を終えて。価値観をこねなおす

今は長―い冬休みの真っ只中です。 奨学金をもらっていない身としては、学費を返せ!と叫びたくなる学期の短さとお休みの長さですね。 とはいえ、一学期目を終えた感覚としては、短くはなかったな(どっちじゃい)と。というのも、人との出会いも含め、多くの…

果たしてフランス語は話せるようになるのか

渡仏時点でのフランス語能力はゼロです。 あえて何も勉強してこなかった、といったらカッコいいですが、退職・引っ越し・習い事の試験の準備で、まあ、そんな余裕はなかった、が正しいです。 ちなみに、最初に覚えたフランス語(Bonjourなどの旅行ワード以外…